すこやかな肌を保つために大切なのは、外側のスキンケアだけではありません。食事や睡眠、運動などの生活習慣も、身体の内側からキレイを育てる大切な土台です。なかでも注目したいのが、全身の健康にもかかわる「腸内環境」。近年、腸と肌は、腸内細菌がつくる代謝物や免疫系などを介して影響し合うことがわかってきました。そこで、今回は腸内環境に大きく影響する食物繊維をクローズアップします。
☆腸内環境と美肌について詳しく知りたい方はこちらから→「今月のキレイと元気:美肌ケアは便秘ケア♡」
食物繊維のとり方のポイント!
食物繊維は、私たちの食生活で不足しがちな栄養成分のひとつです。健康維持のために理想とされる摂取量は、成人で1日25g以上。まずは毎日の食事で、少しでも摂取量を増やすことが大切です。
さらに意識したいのが、食物繊維の「種類」です。食物繊維は、種類によって水への溶けやすさや発酵のされやすさなどが異なり、便のかさを増やす、糖や脂質の吸収を緩やかにする、腸内細菌のエサになり有用な腸内細菌を増やすなど、それぞれに特徴があります。腸内細菌にも“好みの食物繊維”があり、ある菌が利用しやすいものが、ほかの菌にも同じように利用されるとは限りません。つまり、ひとつの食品からたくさんとるだけでは、腸内細菌の働きを十分に生かせない可能性があるのです。だからこそ、穀物、豆、野菜、いも、海藻、果物、きのこなど、さまざまな種類の食材をとることがポイント。食材の種類を増やすことが、食物繊維の種類を増やし、さらには多様な腸内細菌の働きを支えることにつながります。
毎日の食事だけで十分な量と種類をとり続けるのが難しいときは、多様な食物繊維を手軽に補える栄養補助食品を上手に使ってみるのもオススメです!
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【参考文献】
- 厚生労働省 『日本人の食事摂取基準(2025年版)』
- Microorganisms 2022; 10: 2507
- 『9000人を調べて分かった腸のすごい世界 強い体と菌をめぐる知的冒険』(日経BP)