ハリのある美肌と腸内環境の意外な関係

しわのないハリのある肌のためにはスキンケアが大切。それはもちろん事実ですが、それがすべてではありません。実はあなたの腸内細菌がしわに大きく関係しているのです。

まずは、しわがどのようにできるのかを説明しましょう。
肌の表皮の下にある真皮にはコラーゲンが網の目状に張りめぐらされており、肌のハリや弾力を保っています。ところが、コラーゲンが加齢により減少したり、紫外線により起こる炎症で壊されたりすると、肌のハリがなくなり、表皮が部分的に落ち込んでしわができてしまうのです。

 

腸内環境を良くするとしわが改善?

腸内環境が悪くなると、腸の中だけでなく肌でも炎症が起こります。その結果真皮のコラーゲンが分解されて減少します。つまり、紫外線を浴びたときと同じような状態になり、しわができやすくなると考えられています。
ある研究では、しわが気になる41~59歳の女性に腸内環境を良くする乳酸菌を2週間とってもらったところ、しわの深さが明らかに改善され、肌のつやも良くなったと報告されています。

しわを予防・改善するためにはスキンケアや日やけ止めなどの「外からのアプローチ」だけでなく、「お腹からのアプローチ」も大切かもしれません。