美しさを育む♡ コラーゲンと睡眠の意外な関係

「最近、コラーゲンを飲みはじめたんだ!」
「へぇ、どう?肌の調子が良い感じ?」
「うん。あと、なんだかよく眠れるような気がするんだよね……」

コラーゲンと睡眠。

少し意外な組み合わせに感じるかもしれません。
「肌のハリ」や「美容」のイメージが強いコラーゲンですが、近年研究の中で「睡眠」との関係にも注目が集まっています。

コラーゲンが睡眠の質を良くする可能性

2024年のイギリスの研究では、就寝前に低分子化されたコラーゲンを7日間摂取してもらい、その影響を調べました。
その結果、「実際に起きる回数が減った」だけでなく、「本人も起きにくくなったと感じていた」ことが確認されました。
さらに翌朝の注意力や認知機能を評価するテストの成績向上も報告されています。
美容素材として知られるコラーゲンが、睡眠にもかかわる可能性が示されたことは興味深い発見と言えるでしょう。

良質な睡眠美しさを後押し

特に入眠後の深い睡眠時には、「成長ホルモン」が多く分泌されることが知られています。
成長ホルモンと言うと子どもの成長をイメージしがちですが、実は大人にとっても大切なホルモンです。
私たちの身体では、眠っている間に成長ホルモンの働きによって、

  • 肌のターンオーバー
  • 日中に受けたダメージの修復
  • 肌の材料となるたんぱく質をつくる       

といったことが行われています。
つまり、夜は身体が「修復モード」に切り替わる大切な時間です。
良質な睡眠は、本来私たちの身体に備わっているメンテナンス機能を十分に発揮するための土台となります。
コラーゲンは、「美容素材」としてだけでなく、「睡眠」という新たな視点でも捉えられはじめています。
良質な睡眠は、美しさを支える大切な生活習慣のひとつです。毎日の美容習慣にコラーゲンをとり入れるとともに、眠っている間の身体の働きにも目を向けてみてはいかがでしょうか。

「美容」と「睡眠」。その両方に着目することが、これからの美容習慣の新しいヒントになるかもしれません。

 

~深掘り解説~

コラーゲンを構成するアミノ酸の約3分の1はグリシン。
グリシンは、体温調節や睡眠との関係が研究されているアミノ酸で、就寝前の摂取により睡眠の質に良い影響を与える可能性が報告されています。
コラーゲンと睡眠の関係はまだ研究途上ですが、コラーゲンに含まれるグリシンも、その鍵を握る存在として注目されています。

参考文献】

  • European Journal of Nutrition 2024; 63: 323–335
  • Molecules 2019; 24: 4031
  • The Journal of Pediatrics1996; 128: S32-37
  • 厚生労働省 健康づくりのための睡眠ガイド2023